『十三人の刺客』〜もう一回、稲垣吾郎

1回目はただただハマリ役すぎる吾郎を受け止めるのに精一杯でしたが
というか、吾郎が演技してる、という思うより、殿、斉韶様に夢中wだった自分でしたが
2回目は少し落ち着いて吾郎の演技を見ることが出来ました。
最初の排泄のシーンも、少し嫌そうな素振りを一瞬見せるんだな、とか
落合宿で「突っ込むぞ!!」とか楽しそうなだけでなく
声の雰囲気も、ほんの少しずつ興奮していく様子をあらわしてるんだなーとか。
セリフにしたらそうは多くないけど、嵐のような落合宿の戦いの中で、殿が静かに興奮していくのがわかる・・・


犬食いのシーンも、頑張って右利き(吾郎は左利き)にしてるんだーという以外に、
「正座したまま犬食いしている」ということに気付いたり。
ああ、きちんと育てられたんだなあ、この人。
でも本性はそこらの武士より(当たり前だけど)血の気が多く戦闘的で野性チックだから、歪んじゃったのかな・・・
落合宿でも、「そちらは罠!」と鬼頭に言われたのに、ニヤリとして罠の方へ突き進んでいくだけでなく、最初から・・・宿に入る前の橋の時点で、この宿の怪しさにうっすら気付いてる気がしました。


山の民=伊勢谷が活躍してるのを、興味深そうに、魅入られたように見つめてますねー殿。
こういう人を今まで見たことがなかったのもあるけど、どこかでシンパシーを感じたのでは?と思うのは
殿も伊勢谷みたく、「投げる」方が得意だからかな?と・・・
刀を振り回すより、小太刀を伊勢谷に投げて命中(絶命しなかったけどw)させてたし・・・って考えすぎ?
でもかなり気に入ってましたよね。だから小太刀をくれてやった。死ななかったけどw


鬼頭たちが「本気で」自分に忠義をとおしているのはわかっていて、鬼頭を信頼してる斉韶も、感じることが出来た。
でも首、蹴っちゃうけど・・・w
あ、私は鬼頭の首を蹴った時、お城で白い鞠を蹴ってたのはこのための伏線かい!と思って笑いそうになったけど
客席からはひどい・・・という雰囲気、小さな叫び声が。
そらそうか。
でもあれは鬼頭をどうのこうのとかいう感情とかはなーんもなくて、ただ目の前にあったから蹴っちゃったみたいに思いました。下々の者を自然に人間扱いしない人ですからねえ。


そして最期を厠で終わる殿・・・やっと確認しました(^^;;
あんなにハッキリ厠やうじが映っているのに、気付いてない自分って・・・!


しかし、排泄シーンで始まり、厠で絶命する斉韶様・・・
けっこう好き放題な演出やってくれちゃってますねw一応ジャニーズなのにいw