北野武の映画〜

中村うさぎおねーさまの新刊文庫本を読んで、たけしがうさぎねーさんを「作家じゃない」とか何とか言ったということを知り、「・・・?」と思うと同時に、だから彼は映画で、「女」を描けないのかな。。。と思いました。


彼の映画を「すごいなあ」とは思うけど、ハマることがないのは、
(見た中では「監督ばんざい!」が一番好きだったりする。押井守パロ?が最高。)
出てくる女たちが皆、お人形さんみたいだから。。。
女から見て、女じゃないから。
そこが「世界の」という冠を付けるとき、黒澤や新藤さんと違うとこなのでは、と思う。


ただ、だから評価があるのかも・・・とも思う。
つまり男の「女への幻想」が、けして崩れてていないから、
しかもそれは、他の監督のように、意図的に崩してないのではなく・・・本気で、かたくなに、理解していないから、踏み込まないから、
ある種の人たちは、「安心」して、あるいは無意識に確信犯的に、観れるのではないかと、思ってみる。


自分は面白くないけどー。
だって、うさぎねーさんみたいなヒトが、面白い人種な自分なわけだし。
彼女が、穏やかでムフフな愛もあるってことを知らないことも含めて、いやだからこそ、「物書き」として面白すぎるヒトだと思う。


と言いつつ、やっぱ新作も見に行ってしまうんだろうな(笑)