映画・本「コンセント」

コンセント [DVD]

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この話題の小説を、少し避けていたところもあるのだけど

「アンテナ」共々、読んでみた。


田口ランディという人の、エッセイ的なものはいくつか読んでいて

面白いなーと思っていたし、

何だかほんとに、「今の時代にちょうどいい人」だなーと思っていた。


「コンセント」は映画の方を先に見たわけだけど、

本を読んだあとに思うと、原作を大切に使った映画だったなと思う。

ヒロインも、雰囲気はぴったり

だけど

演技が巧く無さ過ぎた・・・。


他の人物たちも、演技が巧くなかった・・・「作り物」になってしまったと思う。

「兄」役だけは、あの俳優さん以外はいないかもと思うけれど。


だからか、映画を先に見た私は、「実体験を元にした、奇をてらう感じの小説」だと思い込んでいた。


こんなに、もがきながら求めているヒロインだったとは・・・。

そのテーマは身近で、不変なもの・・・。


ふだん、ベストセラーものなら1〜2時間で読了する私だが、

シンクロする部分が多すぎて、丸一日かかって読んだ。

そして読んだあと、ヒロイン達についてではなく

神や宇宙や世界の構造についてなんかを、考えていたりする・・・

こんな感じ、久しぶり・・・・。