「大日本人」感想5(ネタバレ含む)

わーだめだーますます「大日本人」脳に・・・(笑)
どうしてくれるんですか



しかし、一緒に行った相方の方から
「もう一回観に行ったら?」と言われるとは、思わなかった
そういう人(同じ映画を何回も見るとか、お笑い好きとか)じゃないわけだし。
(確かに毎日毎日「大日本人」のことばっか喋ってる私も私だけど笑)


もしかして、見終わったあと「・・・?」ってなってた相方だけど
私と同じように、だんだん、だんだん、じわじわキてるのでしょうか?


相方とは、嫌いなものは一緒なんだけど、
(松っちゃんでたとえたら、「アホアホマン」からもう嫌い、とか)
好きなものはかなり違います〜
でも政治・スポーツ・電化製品・車とかのことは、聞いたらすぐ答えてくれるので、生き字引としてとっても便利です!(笑)
同じ映画観ても、視てるとこちゃうしねえ
私なんか、匂ウノ獣が都庁にいる・・・とかも、わかってなかった非常識人!(たは!
相方に「建物有名やん・・・」と呆れられました・・・
でもそういうの解って観たら、また面白さが増えそう〜
アメリカのウルトラマンみたいなのが出てくる前、アメリカ大使館が映ったとかも、相方はちゃんと視てるんだよな(まっっったく視てなかった私)


やっぱ女目線だからか、私がいちばん好きな大佐藤は、元妻や娘のVTRを、インタビュアに見せられてる時、とかなわけで。
マスコミのデリカシー(笑!)の無さ極致のあのシーンです。
見栄張ってるのがバレて恥ずかしいのと、VTR自体が悲しいのとで、顔を隠している大佐藤。
小学生でもオンナなんだし、しかも大佐藤の娘なんだから(笑)「空気読んで」ああ言ってるかもしれないのに
大佐藤はオトコだから、コトバどおり受けとっちゃってるんだろうなー
・・・的切なさを感じつつも
その顔の隠し方ー!!!と突っ込んで笑えるというか。


そして笑いつつ、妻が再婚したらもう娘に会えないかも的切なさ、
そしてその向こうにある、「大日本人」の継承がなくなるかもしれない的喪失感・・・
名古屋のママは美人でいい人だけど、たぶん子供は産めない*1・・・


そう、この喪失感、虚無があるから、私は松っちゃんのお笑いのファンではなかったというか。


御存知の通り?私は幸福なお笑い、が好きなんです。
この満ち足りた生活の中で、熟れて出てきたような、どちらかというと退廃的なもの。幸福な狂気みたいなもの。


だからDTは好き、浜ちゃんが仕切るDTの関西ローカル番組も好き、でも
松っちゃんだけになると、その虚無と喪失感の底深さがこわくて・・・近寄れないわけです。


でも、思い出してきて・・・
自分が結婚したり子供を持ったりして、幸福がどんなものか知る前・・・子供の頃は、藤山寛美桂枝雀とかが、鬼みたいに好きやったこと。(考えると、とても変な子供笑)
だから「あー松っちゃんって私と同世代やなー」と・・・


そして虚無とか喪失感を抱えながらも、ヒトは何とか生きることができる・・・愛し合い信じあうことも出来る・・・ということもまた、自分の人生込みで、わかるようになってきている・・・
そういう意味でも「同世代」なんだと・・・私のいちばん嫌いなシーンで、父親(五代目)すら、愛ある眼差しで描いた松っちゃんに、
シンパシー(笑!!!!!)を感じたのです・・・
(↑こういうふうに書いちゃうのがダメダメな私?)


この数ヶ月、子育て期と違う傾向のヒトやモノにハマる自分に戸惑ってた私なんだけど
(音楽で言えば、Dirみたいなの)
いやはや・・・ここにきて、今さら松っちゃんの世界にハマるとは思いませんでしたよ・・・(どぎまぎ)


大佐藤が(オッサンなんだけど)いい男なのも、クセモノなんだよな〜ちょっと〜語ろうよ〜面白いブログとかだいぶ読みにまわったけど、女目線の感想があんまり見あたらないのがカナシイ・・・
大佐藤が時々泊まりに来てくれるなら、ママの人生でもOKと思う女、集合ー!(笑)
(でも結婚は無理なんだよね・・・だって・・・)
(そう考えると、結婚&子供を産む決意をした元妻って、本当に大佐藤が好きだったんだなー)
(哀。。。。)

*1:ここで、ママの年齢を54くらいにした意味がじんわり・・・40代やったら可能性があるやろから・・・