ありふれた奇跡 2話

1話目を観た後、翌日も翌々日も、このドラマが心に残っていた私です。
藤本(陣内)がホームで「いかにも飛び込みそう」には描写されていなかったこととか、そういうところも含めて、心に残るというか。


今回もまた面白かったー。翔太(加瀬)が「あ゛ァ゛ーーー!!」とついつい叫んでしまうところとか、爆笑しつつ観てました。それ、あるあるー。
いやその前に、翔太がデートだと思って喫茶店にいて、でもカナは「ちょっとわかりあえる人」と巡り会えたと思って高揚していて、クールな美人顔が紅潮してまた美しく見えて、それを視覚的にしか受け取れない男=翔太が、キレイナヒトキレイナヒト言うのがおっかしくて、爆笑!あー男って、バカで可愛いーー!


カナのおばあちゃんも楽しかったですね。あの逆ナンwも、八千草さんだからちょっと変に思うけど、菅井きんさんみたいな下町風のおばあちゃんが「ちょっとあんた!困ってる年寄りを助ける気、ないの!」と声をかけるのと同じ意味で、「ボランティアしない?」なんだろうし。
何気にカナとおばあちゃんのオトコの好み、似てるしw(お父さんもああいう感じだなそいや。)


しかし、カナの家は、外から見たらすごく良いお家(建物含め)なのに、夕食はいつもバラバラ、下宿のように各部屋でバラバラに暮らしている感じ、心もバラバラのような。
(でも、誰も悪くない。と思わせてくれるのが、山田太一ですが〜)
それに対しての翔太の家は、お母さんは不倫して家を出ていった男所帯だというのに、わいわい言いながら夕ご飯きちんと作って食べて、うっとおしい会話して、うっとおしいほどに、家族してる。
外でおかーちゃんと会ってきたおとーちゃんは、何となくバツが悪いのか、どーでもいい猫の話してるのもオカシイ〜男、可愛すぎ。


今回のラストシーン、カナと分かり合いたいとしか思ってない(まわりが見えない)翔太の、コートを脱ぐシーンも、常識をちょっとはずれたカナの態度(喫茶店への対応)も、なんか、すごかったです。
ぎりぎりみっともないというか(笑)、だからよけいに、あの2人が自分にとって大切な人たちになったというか。
いとおしさが、ぐっとこみあげました。


カナに対応した喫茶店の店員さんが、裏の顔でボソッと本音を吐いたシーンもすごかった・・・こっちが現実で、カナと翔太は「2人の世界」に突入してるんだなーと思った。


すごいドラマだなあ・・・