本「ハラスメントは連鎖する」


ハラスメントは連鎖する 「しつけ」「教育」という呪縛 (光文社新書)

ハラスメントは連鎖する 「しつけ」「教育」という呪縛 (光文社新書)

  • 作者: 安冨 歩
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2007/04/17
  • メディア: 新書




内田春菊おねーさま経由で知って手に入れてみましたが

まず「はじめに」で、「これは、精神病を誘発させたい本か・・?」と・・・。

「生きて行く」ことを一面的にしかとらえられてない人の本なのか????と。


でも第一章は面白かった!

ひさびさに、赤ペン引いて読みました。論文の正しい使い方?(笑)

「だからクレヨンしんちゃんがスーパーヒーロー」っていうのに喝采


しかしまた第二章は・・・・・・・・・・・・・・。

いやだから、「そういう母親に育てられた私」が、京大行けて東大のセンセーになれたんだから、結果オーライじゃないの。自分の人生誉めてあげたら?と、筆者サンに言いたくなった・・・

てか、それも出来てない人の、こういう「わかった」感じで書く文章を読む気になれず・・・・・

それとも、こうやって淡々と他人や先祖をサバいていくのが、学者さんなのでしょうか。

わかりやすい「例」も、何だか品格に欠けるというか・・・


ただ、そのあと読んだ、大好きな横山秀夫の小説「クライマーズ・ハイ」には、ちょびっと役立ちました(笑)。主人公の幼いころの境遇→自分が作った家族へのぎくしゃくみたいなもの、いつもわかりやすいけど、もっとわかりやすくなったかな。

でももちろん、横山さんの描写は複雑で繊細、いつもどおり感想をコトバにしたくないくらい、心に深く入り込みました。

ニンゲンっておバカだけど、捨てたもんじゃないですよね。