間宮兄弟
映画化になったことを知り、原作を読みました(いつものパターン)
えーっと。おもしろかったです!
実は江國香織さんの小説は、あまり好きではなかったんです
(受賞された3作品は読みました)
読むと、巧いー!し、ココロは揺さぶられるし、二流な人間が出てくるわけではないのですが、
なんだろう、結局、男女の愛を信じていないような虚無感
いや、嘲笑すら感じれる時もあって・・・
(永遠の真実はなくとも、一瞬の真実くらいあるんじゃないの?と思ったり)
それが逆に!?この作品では、「間宮兄弟を描く」のにぴったりだったかも。
恋愛以外を、綿密に描写する方が、私には巧いー!ココロ揺さぶられるー!で楽しめました。
いえ、恋愛も描かれているんだけど
それが、間宮・・・特に兄によって、冷めたフィルターがかけられて
なまなましい虚無感まではいかなくて。
映画のキャストを決めてから書いたのー!?ってくらい、ピッタリの主人公2人で
映画も楽しみです
ジグソーパズルを「おもしろ地獄」と呼ぶ・・・
そのエピソードだけでも、ぐっと深まる兄弟だけの世界〜
ほんとうに巧いなーと思います。