「慟哭」
やっぱりデビュー作って言うのは、作家のすべてが出てるはず〜と、文庫版で読みました。
==読み始めの感想。
恋愛話が本筋ではなく、警察ドラマでありミステリーなんですが
なんていうんでしょうか、やっぱり、きちんと恋愛していない人による恋愛話は・・・読んでてツライ。
とれんでーどらまっぽい設定??というか、オサレに書こうとしてるのはわかるのですが・・・端々が、あり得ないっす・・・
同じく恋愛じゃない部分のセリフや描写も、安いところがあって、ツライっす。
===半ばまで来た時の感想。
250ページくらいで、本格的に挫折しそうになりました。
とにかくラストが凄いというのを、高村薫さんの帯のコピーを信じて、
読み進みました。
===ラスト。
あー読みあげて良かった!
このラストがくるのなら、一応納得です。
じわじわ売れた、という意味がわかりました。