Q10 第一話

木皿さん脚本ということで、他のドラマとはレベルの違う期待感があったのですが
だから逆に、番宣番組を避けてたところすらありますが
(ほんとは佐藤たけちゃんファンです・・・しわフェチにはたまらんお顔&頭の良いところがまた。)


良かったーーーー・・・・


第一話から、文学作品を読んだ後のような高ぶりが。
単純な言葉で言えば、「泣きそう」。
ああでも、ちょっと違う。


最初から「ハート」がポイントに使われるな〜と思っていましたが、平太の心臓のことでもあるのかな?
そして気づきます、皆、ただの絵だとしても、「ハート」が好きだなあと。
こんなクールな時代でも。


心臓を治し、生きることが出来ているのに、家族はあんなにあたたかいのに、そして色んなことをそれなりにうまくやってる平太なのに、喪失感を抱えている・・・そう、誰もが共感できる、喪失感を。
とても「かっこよく」やってるので、ストレートには見せないけれど。
「助けてー」と大声で叫んでいたとしても、泥臭くない世代の子たちだけど。
(そういうのを狙って、たけちゃんを選んだ?)


それを「ハート」がないはずのQ10がスイッチを入れちゃう・・・


木皿さんの生臭くない(笑)「男と女」の描き方もすごい好きです。
今回も、ガムを食べたことで→喋れなくなったQ10が、自分が小さな嫉妬でメモを捨てたせいで「喋ってくれない」と思ってしまう平太。それでもう一回小さな嫉妬を味合わなくちゃいけなくなって、自分の中の悪意を自覚する平太。
いやーたまりませんね。でも私が文章にすると、なんて陳腐なんだ(笑)・・・やっぱり「ドラマ」として描かれてこそ、あの叙情さが出るんですね。



こんなドラマをゴールデンで、こんなふうにやってくれるなんて・・・日テレさんってすごい。とそういや時々思うんだった。セクロボとか、すいかとか、女王の教室とか。
でも大丈夫なんだろうか・・・こんな繊細な、リリックな作品、し、し、視聴率の方はあ・・・(心配)(いやちゃんとしっかり予算かけて制作されてほしいという意味で〜)